さりげない配慮に感動!?タミヤカラー開封の儀(写真4枚)
このビッグウェーブ!便乗するしかないでしょう。
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みなさまは、模型メーカーと聞けば、どの会社を連想されるでしょうか?きっと、ゴールデンボンバーのファンの方でなくとも、あのツインスターでお馴染みの『タミヤ』を連想される方が多いはず…。
(※念のため。この記事は、タミヤ礼賛の提灯記事ではありません!)
タミヤのアクリル塗料『XF-79 リノリウム甲板色』(写真左)と、エナメル塗料の『X-12 ゴールドリーフ』(写真右)を買ってきました。(実は、以前から所有しているモノですけど…。)
タミヤのアクリル塗料とエナメル塗料の違いの解説は、また別の機会にするとして…、まず『XF-79 リノリウム甲板色』ですが、艦船模型用に購入したわけでなく、これは、ミニチュアのミルクチョコレートを製作するために買いました。
この色は、とても良い仕事をしますから、ミニチュアスイーツで、ミルクチョコレートを作られる方にオススメです。
エナメル塗料の『X-12 ゴールドリーフ』は、とにかく発色が素晴らしい!
アーマーモデリング誌で「ダイオラマ・パーフェクション」を連載されている吉岡和哉さんによると、この塗料は、撹拌せずに、下に沈殿している塗料のみで塗装すると良い…というような記事を書いておられましたので、以来、実践しております。
さてさて、話は変わりますが、塗料のフタ(キャップ)って、塗料を使っているうちに、固くなって開けにくくなる事はないでしょうか?
個人的に、よく塗料が固まって、フタが開けにくくなる塗料のツートップは、GSIクレオスの塗料と、リキテックスの絵の具です。
この2つは、開けるのに、よく苦労します。感覚的には、悪魔将軍の超人硬度10くらいありますね。(念のため書いておきますが、GSIクレオスの塗料も、リキテックスの絵の具も、とても好きな塗料です!)
逆に、1番開けやすいと思うのが、タミヤカラーでしょう。
以下は、開封した塗料のフタの比較。
画像左から『タミヤのアクリル塗料』、『タミヤのエナメル塗料』、『GSIクレオスの塗料』のキャップです。(ちなみに、GSIクレオスの塗料も、ラッカー系や水性など、種類が豊富なのですが、今回は省略して説明してます。)
この違いがお分かりでしょうか?
実は、タミヤの塗料のフタは、フチの部分に、溝加工がいくつも施されています。
この部分が、バッファになっていて、開けやすい(そして、閉めやすい)構造になっているんでしょう。
ガイアノーツなどの、他の瓶入り塗料を見ても、こういった工夫は、タミヤしか見たことがありません。さりげない、こういった部分に、ホスピタリティ(思いやり)を感じますね。ユーザーエクスペリエンスデザインのお手本かもしれません。
以上、「開封の儀」と無理やり結びつけた、塗料キャップの雑学話でした!
最後に、「開封の儀」は「アンボックス」とも呼ぶそうです。ダンジョンズ&ドラゴンズの呪文(スペル)のようで、なんだかカッコイイ響きかも…。